概要
概要
ToxGPSは、信頼性の高い予測・ワークフローシステムです。一連のヒトの健康および規制関連エンドポイント(in vitroおよびin vivo)について、化合物の毒性や、ワークフローを用いた毒性発現の投与量の予測を行う機能などがあります。作用機序に基づくQSARモデルと、重症度スコア(オッズ比)を含むケモタイプ・アラート(構造知識ベース)の両方の予測結果を結合して、証拠の重み付け(WoE:Weight of Evidence)により評価することで全体の不確実性を最小限に抑え、最終的な結果を予測します。
主な機能
- グローバルおよびローカルの作用機序モデルによるQSARの結果
- 重症度スコア(オッズ比)を含むケモタイプ・アラート(構造知識ベース)[1,2]
- 検索対象の化合物と最もよく似た化合物とその実験情報およびChemTunes の毒性データベースへリンク
- 米国FDAでリスク評価に使用されている実績のあるアプローチ[2,3]
- 予測の不確実性を割り当てる決定理論のアプローチに基づいた証拠の重み付け(WoE : Weight of Evidence)により複数の予測結果を評価し最終的なアウトカムを出力
[1] Cherkasov A, et al. QSAR modeling: where have you been? Where are you going to? J. Med. Chem. 2014, 57(12), 4977-5010
[2] Leist M, Yang C, et al. Novel Technologies and an Overall Strategy to Allow Hazard Assessment and Risk Prediction of Chemicals, Cosmetics, and Drugs with Animal-Free Methods. Altex 2012, 29, 4/12, 373-388
[3] Yang C, et al. Computational Toxicology Approaches at the US Food and Drug Administration. ATLA 2009, 37, 523-531
データ・ソース
- US NTP, CPDB, US EPA ToxRefDB, US FDA, ILSI DevTox, EFSA, SCCS/SCCP/SCCNFP, ECETOC, HESS, Substance ,Registration database (ECHA) , その他学術文献
Liver BioPath
Liver BioPathは、ルール・ベースにより第1相、第2相の代謝物を生成します。代謝物とその親化合物の構造を可視化して、確からしさの優先順位をつけます。Liver BioPath は、ChemTunes & ToxGPS にシームレスに統合されており、予測結果はChemTunesに搭載のBioPathデータベースを通して検証されます。
主な機能
- ルールベースの代謝物の予測と優先順位付け
- 親化合物と代謝物の構造を可視化
- ChemTunes & ToxGPSとシームレスに統合
- ヒトの第1相と第2相の代謝物を生成
- ChemTunesのBioPathデータベースを通して予測された代謝物を検証