概要
MedeA 2.17 リリースノート 2015年6月
MedeA2.17では、新ツールとして力場フィッティング機能「ForcefieldOptimizer」をリリースしました。
ForcefieldOptimizerは、第一原理計算での計算結果(エネルギー、力)を反映して、
力場パラメータを作成・精度向上を行うことのできるツールです。
現バージョンでは、BuckinghamおよびEAM形式の力場に対応しています。
新ツール
- MedeA-ForcefieldOptimizer
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第一原理計算VASPの計算結果から、力場パラメータを作成するツールです。
作成された力場は、分子動力学計算LAMMPSで利用できます。
・Buckingham形式(イオン)およびEAM形式(金属)に対応しています。
・VASPの計算結果(エネルギー、力)を用いて、力場に反映します。
・パラメータ空間の探索に遺伝的アルゴリズムを用います。
・最小二乗法によりパラメータを最適化します。
追加機能・機能改善
- MedeA基本環境
- ・大きな構造に対するグラフィカルな描画速度が向上しました。
- MedeA-Phonon
- ・振動計算において、固定原子に対応しました。
- MedeA-UNCLE
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・インターフェース上で部分占有サイトを取り扱う機能が改善されました。
・クラスター展開法において、空孔サイトも扱えるようになりました。
・ground state diagramをMedeA上に描画して、解析できるようになりました。