CDD VAULT > 機能 > 解析・可視化

概要

CDD Vision は強力な計算とグラフ作成のための CDD Vault の拡張機能です。 4万件までのデータセットについてインタラクティブに解析や可視化ができ、実験結果のパターンの把握や仮説の探索に有効です。精選の化合物を探しているバイオロジストや化学特性の最適化をしているメディシナルケミストに有益な情報を提供します。

機能

SARテーブル

SARテーブル

  • 任意のフィットパラメーターや外れ値の制御を踏まえて、用量-反応曲線を自動生成します。

プレートヒートマップ

プレートヒートマップ

  • 読み込んだプレートアッセイデータのヒートマップを表示します。

散布図

検索結果で表示した化合物の物性値やアッセイデータを散布図に表すことができます。

散布図

  • x軸、y軸およびプロットの色と大きさにより、一つのグラフで4つのパラメーターを表現できます。
  • 化合物のパラメーターごとの出現頻度を表すヒストグラムはフィルターとしても利用できます。たとえば、分子量のヒストグラムで任意の箇所を選択すると、該当する化合物だけがグラフ上にプロットされます。
  • プロットをマウスオーバーすると化合物の構造式が、クリックすると詳細情報が表示されます。
  • 最大4つまでグラフを並べて表示できます。互いのグラフを見比べることでより深い知見が得られます。
  • 表示を最適化したグラフを保存したり、レポートやプレゼンテーション用にファイル出力できます。
    ・ Microsoft WordやPowerPointなどのアプリケーションで利用可能なベクトル画像
    ・ PDFファイルにも出力可
  • グラフ内で選択した化合物のリストはコレクションとしてCDD Vaultに戻して、更なる検討対象にすることができます。

カスタム計算

ユーザーが自由に計算式を設定できるカスタム計算機能により、プロトコル内でデータ処理や解析を行えます。これにより、データ登録や管理がよりシンプルになったり、生データよりもはるかに多くの情報を得られるようになります。

  • 化合物選択性の計算、生データの処理、結果集計、物理化学的分析メトリクスの計算などを設定できます。
  • カスタム計算式の設定時には、利用可能な属性やパラメータ、算術演算子がポップアップで表示されます。
  • 自動計算された値はグラフ化やフィルタリングに利用できます。

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