MOE

動作環境

動作環境

MOE 2024.06は以下のハードウェア・OSに対応しています。

アーキテクチャ オペレーティングシステム(OS) グラフィックス
Intel Windows 10/11 64bit OpenGL
Intel Linux 64bit(RHEL 7, Ubuntu 12.04, Debian 8.0, Fedora 16, OpenSUSE 12.1 相当以上)(glibc 2.14以上) OpenGL, X11
Intel macOS 10.12以上 OpenGL, X11
Apple Silicon (M1以上) macOS 11以上 OpenGL, X11

glibcのバージョンは下記のコマンドで確認可能です。
$ ls -l /lib/libc-*
※ マシン環境、OSに関わらず、使用するライセンス数は全て同一です。
※ 分子グラフィックス機能/アナグリフ機能はマシンのOpenGL環境(グラフィックスカードおよびドライバ)により動作が異なります。

使用モード

名称 概要 消費トークン数 解説
MOE グラフィックモード 3 MOEのグラフィック(GUI)モードです。
通常のユーザまたは、アプリケーション開発者が使用します。
MOEの全ての機能が使用できます。また、操作性が最も優れたモードです。
MOE/batch コマンドモード 1 MOEのノングラフィックモードです。
長時間の計算をサーバ機で実行する場合に使用します。
グラフィックモードと比較して計算速度が1割程度高速になります。MOEをサードパーティー製品に組み込んで使用することができます。
MOE/web Webサーバ、SOAPサーバモード 1以上 MOEのWebサーバ兼SOAPサーバモードです。
MOEの特定の機能を、Webブラウザから簡単に使用できます。また、SOAPに対応したワークフローツールからhttpプロトコルを通してMOEの機能を使用できます。
MOE/smp 並列計算モード 1以上 大量のデータを複数マシンに分割処理する計算モードです。
MOEの並列計算対応アプリケーションを並列計算で実行する場合に使用します。MOE/smpは、MOEがサポートしている全てのOSを混在させたヘテロクラスタを作成することも可能です。

ライセンス形態

MOEのライセンスは、全てフローティングライセンスとして提供されます。MOEのライセンスは、MOEがサポートするあらゆるハードウェアに共通となっていますので、ワークステーションとパソコンが共存するネットワーク環境下でも自由に利用することができます。

MOEのライセンスは、トークンを単位とするネットワークフローテングライセンスで管理されており、ライセンスの制限範囲内までMOEがサポートするあらゆるハードウェアから使用できます。

フローティングライセンス概念図

MOEが一度に使用するトークン数は、使用モードにより異なります。

名称 概要
MOE(グラフィックモード) 3トークン
MOE/batch(コマンドモード) 1トークン
MOE/web(Webサーバ、SOAPサーバモード) 1トークン以上
MOE/smp(並列計算モード) 1トークン × 分散処理数(ノングラフィックモード使用時)

ライセンスサーバ

ライセンスサーバとは、MOEのライセンスを管理するマシンのことです。このマシンが常にMOEのライセンス使用状況を監視しているので、MOEを使用するにはライセンスサーバと同じネットワーク内にある必要があります。