概要
ADFは、計算化学統合パッケージであるAMS(Amsterdam Modeling Suite)内で利用可能です。パッケージの詳細は、AMS(Amsterdam Modeling Suite)を参照ください。
ADF -Amsterdam Density Functional-
ADF (Amsterdam Density Functional)は、オランダAmsterdam自由大学のBaerends教授とカナダCalgary大学のZiegler教授の両グループが中心になって開発された、30年以上の歴史を誇る密度汎関数法 (DFT) を用いた量子化学計算プログラムです。
ADFは、周期律表の全元素に対応した基底関数を完備しており、気相中、溶液中、タンパク質など、様々な環境下での計算に対応しています。ADFは、以下の特長を持ち、幅広い分野の研究に利用されています。
- 豊富なプロパティ計算機能(IR, NMR, ESR, UV/Vis, CD, etc.)
- 遷移金属錯体での安定したSCFの収束
- 相対論効果の考慮(Scalar, Spin-orbit)
- 全電子計算(擬ポテンシャル・ECPを使用しない)
- Slater型軌道による原子基底関数
ADFは、計算化学統合パッケージであるAMS(Amsterdam Modeling Suite)内で利用可能です。機能の詳細は、AMS(Amsterdam Modeling Suite)を参照ください。
パンフレット
開発元SCM社について
Software for Chemistry & Materials BV(SCM社)は、1995年にBaerendsグループのスピンオフ企業として発足した会社で、ADFおよびAMSの開発、保守、販売において主導的な役割を担っています。SCM社のスタッフは、理論化学・理論物理分野でのPh.D.を持ち、ADFおよびAMSの開発やアプリケーションに長い経験をもつ技術者で構成されています。
ADFおよびAMS開発元 SCM社ホームページ もあわせてご覧ください。
ADFおよびAMS開発元 SCM社ホームページ もあわせてご覧ください。