概要
ReaxFF
反応分子動力学計算プログラム

SCM 社ではReaxFF コードに対して並列化を含む各種最適化を行っています。また、メモリ使用量などの最適化により10万原子程度を含む3 次元周期系の計算が通常のデスクトップPC上で対応可能です。また、ReaxFF にはグラフィカルユーザインターフェース(GUI)が用意されており、バルクモデルの構築、分子動力学の計算設定、ジョブ投入、計算結果の可視化に対応しています。
1) A.C.T. van Duin, S. Dasgupta, F. Lorant, and W.A. Goddard III, J. Phys. Chem. A 105, 9396 (2001).
ReaxFFの主な機能
- 反応力場による構造最適化と分子動力学計算 (アンサンブルはNVE, NVT, NPT に対応)
- 3 次元バルクモデルの構築(Packmol を使用した溶媒分子のランダム配置に対応)
- シミュレーティッドアニーリングおよび異なる温度領域の設定
- 分子動力学計算で得られた座標履歴のアニメーション表示と各種物理量の時間発展のグラフ表示
- PyMDとのインターフェース(メタダイナミスクやアンブレラサンプリングなどの自由エネルギー計算に対応)
[ReaxFF-GUI によるバルクモデル構築と計算設定]
[反応中に生成した水分子の総数の時間発展のグラフ表示]