Direct Force Field

特長

最も高い精度を持つ力場パラメータ

Direct Force Fieldでは、独自の手法によりパラメータの代用の問題を解決し、分子系に最適な力場パラメータをアサインすることが可能です。また、登録されている力場パラメータは、開発者のCOMPASS*1等の力場開発における経験と知識に基づいて、作成、検証されています。そのため、Direct Force Fieldでは現在考えられる最も高い精度を持つ力場パラメータが提供されています。

他の分子シミュレーションソフトウェアで直接利用できるファイル

力場データベース*2による目的分子への力場パラメータのアサインはコマンド1つで自動的に行われ、サポートしている分子シミュレーションソフトウェアに対応したフォーマットで、直ちに保存することができます。力場パラメータの情報はすべてテキストファイルで出力されますので、必要に応じて変換していただくことでサポート外の分子シミュレーションソフトでもご利用いただくことが可能です。

用途に応じた力場データベース

材料設計向けまたはライフサイエンス向けの力場DBいずれかが付属します。いずれも有機低分子、合成高分子、薬物分子等の有機分子全般に対応できるようパラメータを作成しています。材料設計向け力場DBは関数形にAeon社オリジナルのTEAMを採用し、ライフサイエンス向け力場DBには関数形にAMBERを採用しています。また、特定の目的に対して利用できるよう、材料設計向けにはゼオライトに対応した力場、ライフサイエンス向けにはAMBER95を基にした力場が追加されています。

力場パラメータの作成

量子化学計算の結果から力場パラメータの作成が可能です。非常に複雑なポテンシャル面に、力場のポテンシャル関数を効率よくフィットするパラメータ決定手法を備えており、量子化学計算のデータから信頼性の高い力場パラメータを高速に開発できます。

※1. Sun, H. J. Phys. Chem. B, 1998, 102, 7338-7364

※2. 一般の力場パラメータのデータは原子タイプ割付ルールとパラメータデータが一組となっています。これ対し、Direct Force Fieldでは複数組のデータを同時に取り扱えるようにするため、そのデータはデータベースの形式で管理されています。このデータベースを「力場データベース」と呼びます。

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