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リリースノート

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MedeA 2.15

MedeAに搭載される計算ツール(VASP、LAMMPS等)がIntel MPIのバージョン4.1に対応して、
並列処理が高速化されました。また、Job/Task Serverシステムがhttps通信に対応し、
セキュアな運用が可能になりました。
新ツールとして、定量的構造物性相関ツール「P3C」がリリースされました。

新ツール

P3C
新ツールとして、P3C(Polymer Property Predictionusing Correlations)がリリースされました。
P3Cは、Biceranoの方法論に基づいた定量的構造物性相関(QSPR)ツールです。
MedeAがもつ単量体のライブラリーから、高分子の各種物性
(ガラス転移点、凝集エネルギー、表面張力、誘電率、ヤング率等)
を推算することができます。

追加機能・機能改善

Intel MPI4.1への対応
MedeAに搭載される計算モジュール(VASP、LAMMPS等)がは、Intel MP Iライブラリーを利用した並列計算を行っています。
MedeA2.15では、各計算モジュールがIntel MPIのバージョン4.1に対応し、並列処理がより高速になりました。
特にノード間並列では、Infinibandを利用した高速通信の並列処理を行うことができるようになり、計算資源を有効に活用できます。
Job Server/Task Serverシステムの改善
Job Server/Task Serverシステム(独自のキューイングシステム)がSSL/TLSプロトコルに対応し、
https(Hypertext Transfer Protocol Secure)通信が可能になりました。
これにより、Job ServerとTask Server間での通信内容が暗号化され、セキュアな運用が可能です。
Electronics
・hybrid汎関数を用いた物性評価に対応しました。
LAMMPS
・LAMMPSの2014Feb版に対応しました。
・COMB3力場に対応しました。